驚愕の事実!プレゼントで重宝するサファイアとルビーは同じ鉱物!?|アクセサリー豆知識|
9月の誕生石で、数ある宝石の中でも広く名前が知られている「サファイア」。
石言葉は慈愛・誠実・貞操で、青い色が特徴的な宝石だと認識されています。
しかし、実はこのサファイアと「ルビー」って実は同じだってことを知っていましたか?
サファイアとルビー
和名では蒼玉(そうぎょく)と呼ばれるサファイアはその名前から青色の宝石だと考えている方も多いでしょう。
一方のルビーは和名で紅玉(こうぎょく)と呼ばれ、サファイアと対をなすように赤い色味で まったくの別物です。
しかし、サファイア・ルビーともに「コランダム」という鉱物の結晶で、ほぼ同じ成分からできています。
濃い赤色のコランダムはルビー、それ以外のコランダムは「サファイア」と分類されています。
ルビーは7月の誕生石に指定され、石言葉は情熱・純愛。
同じ鉱物なのに、色味の違いだけで、まったく違う宝石として扱われているのはとても興味深い話です。
サファイアの特徴
青の宝石がサファイアだと考える方もいらっしゃいますが、区分的には「ルビー以外のコランダム」はサファイアに分類されます
つまり、青以外のサファイアも多く存在するのです。
濃紺~青紫色のものを「ブルーサファイア」、それ以外のものを「ファンシーカラーサファイア」と分けられています。
ファンシーカラーサファイアの中でもピンクがかったオレンジ色のサファイアは「パパラチア」と呼ばれ、特に価値が高いとされています。
サファイアの中には光を当てた時に6方向に光が生じる「スター効果」を持つものがあり、希少価値の高さから一般のサファイアと区別されて「スターサファイア」と呼ばれています。
サファイアの価値
形・大きさ・重さが全く同じ石はこの世に存在しません。それと同様でサファイアの価値もものによって異なるのです。
サファイアの価値は以下の7項目から総合的に判断されます。
サイズ
大きいほど価値が高い
種類
天然石なのか合成石なのか、それとも模造品なのか
原産地
タイ・ミャンマー・カシミール地方・スリランカ・マダガスカル・オーストラリアなどで採掘される
原産地によって色の濃淡や良し悪しが異なる
処理の有無
加熱処理によって美しさが損なわれていないか
着色・オイルコーティングの有無
美しさ
透明度・彩度・色ムラなどの8項目を基準にして5段階で評価
色味
最も淡い色を1、最も濃い色を7として評価。5~6の色が最も価値が高い
専門的な知識がなければ宝石の目利き・価値の見極めは困難です。
しかし、専門的な知識がなかったとしても、人の心を癒し、魅了する力がサファイアにはあります。
サファイアの色や形はもちろん、価格帯も種類によってさまざまですから意外と身近で手軽に購入ができる宝石だと言えるでしょう。
恋人へのプレゼントをお探しの方は、サファイアを検討してみてはいかがでしょうか。